えー、実は私ってお母様いないんです。

勿論、生まれた時はいたんでしょうけど、もう物心ついたときはいなくって、あ、使用人の人とかがいたんで不自由は無かったんですけど、それで、お母様の代わりってゆーか、そんなお守り・・・? があるんです。

精神依存度がかなり高いらしくって、もう手放せなくって、ええ、実は今も持ってるんですけどね。ほら、これです。

それで、一回だけなくしたことがあって・・・・。

もう、パニックでした。

 

まだ女学校の時に友達に一度貴族の夜会に連れて行ってもらったことがあるんです。

貴族の夜会なんて初めてだったので、面白かったことは面白かったんですけど、すぐに人に酔っちゃって、お庭を散策してたんです。

ずいぶんと凝ったお庭で、ふらふらとか、ふわふわとか、うっとりとかしながら見て回ってたら薔薇園のあたりでハッとこれがないことに気づいたんです。もう血管プチっとか切れて、一瞬で正気飛ばしましたよ。

庭中駆け回って駆け回ってそれでも見つからなくって、泣きそうになりながら「母様、母様」って・・・、あ、このお守りのことお母様って呼んでるんです。

それで、噴水の縁でペタンとしてた時にアルが通りかかったんです。「どうしましたか? フロイライン」って。

今までずっとこのお守りのこと考えていたところに急に声をかけられたので、頭真っ白になっちゃいました。

それで、真っ白だったんで、アルを見上げてポッと思いました。華のある人だな。って。

「大丈夫・・・ですか?」

「え、あ、はい、あの・・・母を見ませんでしたか?」

「お母、君?」

「え、え、あの間違えました、四センチ四方のレコーダーです。暑さ一センチくらいの普通ので、中に青いディスクが」

「ああ、これですか? よかった持ち主が見つかって」

一瞬で世界がモノクロからカラーに戻ったみたいでした。本当にそれくらいなくしたことがショックだったんです。もちろん、コピーはとってありますけど、やっぱり元データは一つですし。

壊れてなかったみたいなので、再生させると、ちゃんと歌声が流れてきて、ホッとしたらどっと疲れて、フラっとか傾いだところを抱きとめられちゃったりとかして、引き止められて、休んでゆっくりおしゃべりしてる間になぜか口説かれて。

その・・・いきなり、キ、キスとかされるとは思いませんでしたけど、それで慌ててまだ15なのでっていったんですけど聞いてくれなくて。

「じゃあお友達からはじめましょう。また会ってくださいますか?」

ってにっこりといわれちゃって・・・今に至ります。

 

「けど、なんで私は元帥にこんな話してるんでしょうか?」

「あらいいじゃないw 野次馬根性ってモノよ。・・・けど、舞台としてはパターンでロマンチックじゃない? 月影の庭園でピンチに現れる王子様ってw」

王子様が32ってのはアリなのか? まぁ見てくれだけなら王子様よね。ファー。

「確かに舞台としてはロマンチックかもしれませんけど、こっちはそれどころじゃなかったんですって。それに、まだアルの性格知る前に一生に一度あるかないかのロマンスしそこねたことが悔しくって・・・って元帥! なんだってそこで笑うんです!」

 

 

ちなみに ファーレンハイト談・・・

 

ん、エマと初めて会ったとき? もちろん覚えてるよ。

俺が声をかけると今まさに生れ落ちたばかりの月の女神みたいにぼんやりと俺を見て・・・

ま・さ・に! 俺の好み直球ど真ん中だったね。脳内ファンファーレ鳴ってたし。慌てるところもはにかむところも聡明なところも控えめな笑顔も、もう、何もかも!

マジあん時は「運命に愛されてる俺」を感じたね〜。

流石に15だって聞いたときは「俺。犯罪者?」とか思ったけど、思えばもう一、二年で適齢期だし、この際年の差は考えんことにした。

 

エマイユ・・・・お前、なんかだまされてないですか?

 

 

きっとしあわせ・・・  第3話

 

 

「せんぱーい、こんちゃ〜」

サロンで本のページをめくっていたヤンが声に反応して顔をあげる。

「おや、アッテンボロー」

「首尾よくメルカッツ提督、オーディンまでお送りしてきましたよ」

「ああ。ご苦労さま」

同盟軍の降伏はフェアなものだったが、ヤンが人質に来ることについては必要ではあったがかなりアンフェアな話だったもので、条件がつけられた。その交渉に際し、ヤンが第一に提示し、第一に取り上げられたのが亡命したメルカッツ提督の身の保障だった。

「にしても、あんなに渋ってたメルカッツ提督どうやって言いくるめたんです?」

「んー、ふふふ。別にぃ。一般的な男に対する女の見解の一部を披露してしんぜただけさ」

その微妙すぎる元上官の笑みに冷や汗が落ちたアッテンボローは賢明にも話題を変えた。

「それにしても、随分気色がよくなられたようで、安心ですよ。みんなにはそう伝えます。ここの生活は、少なくともイゼルローンよりはマシみたいですね」

軍司令官に身もふたもない台詞を言うものである。

「ああ、そうだね。三食昼寝つき、ぐうたらし放題、本読み放題。まさにわが世の春ってヤツかな」

「先輩の性に合いまくりですねー」

「これで意外とお嬢育ちだからね、わたしも。居心地はいいよ。生活用品は最上級だし。それになにより・・・」

イゼルローンでは見るべくもなかった穏やかな笑みを口元に浮かべる。

「おいしい紅茶が飲める」

そんなヤンの様子を喜ばしく思う反面、チリリとやるせない思いがアッテンボローの胸を焦がす。イゼルローンでは微笑むのさえ他人のためだった・・・。

「そういえば、今日はエマイユ嬢は?」

「ああ、今日は休みだよ。デートだってさ。あの子が幸福そうにしてると、こっちまで幸せになる」

「随分、エマイユ嬢に入れ込んでらっしゃいますよね」

一瞬真顔にもどったアッテンボローを見つめてから、フッと俯く。

「・・・、別に、お前の被保護者の淹れてくれた紅茶が不味かったわけじゃない。確かにユリアンはお茶を淹れるのが上手だったけど、やはりあそこは戦場でしかない。エマイユを見てると、それを思い知らされるよ。それに・・・」

ニヤリと冷たい笑顔を元部下の後輩に向ける。

「ウチの幕僚からそろってわたしのことを土下座せんばかりに頼まれた・・・なーんてことをアッサリ喋ってくれるのはあの子ぐらいなものだよ」

ちなみに、同様のことをラインハルトたちにもしていたアッテンボローは、一瞬クラっときたが、後悔はしていなかった。

それぐらい、イゼルローンにいた時のヤンは蝕まれ、苛まれ、疲弊しきっていた。

最後まで消えなかった眼光の、その意思の強さに、部下たちが時に寒気を覚えようとも。

「先輩。もう大丈夫ですから。俺たち、みんなそれぞれ大人なんですから、自分の面倒は自分で見ます。大丈夫ですから。だから、先輩は自分のことだけ考えてください。お願いしますから」

切に請うまなざしに、苦笑にもならずふっと笑う。

「馬鹿だなぁアッテンボロー。わたしは元々そのつもりだよ」

しかし、アッテンボローは俯いて唇を噛む。

兵士たちがどう考えていたかは知らない。けれどヤンの傍にいた人間はよくわかっていた。

イゼルローンがヤンに守られていたことを。帝国軍から、そして、同盟政府から。

「わたしは、お前たちを荷物だと思ったことなどないよ」

穏やかな声にこわごわ顔を上げると、外を向いているヤンの背が目に映る。

振り向かないその背中に深く一礼して、アッテンボローは退出していった。

 

「なんというか、あなたは部下と喋るときは急に口調が変わられるのだな」

物陰からスルリと現れた男に、ヤンは親しげに微笑みかける。

「あら、いらっしゃいましたの? オーベルシュタイン閣下」

「しらじらしいことを・・・」

その言葉には答えず、ふふふと冷めた笑みをつくってから別の言葉に答える。

「一応、彼らにとってわたしは上官ですから。それに軍人のふりなんて素面じゃやってられませんわ」

「しかし、あなたは軍人だろう? しかも当代一流の」

「いいえ。違いますわ」

笑って否定するヤンを、義眼がいぶかしげに見る。

「わたしは軍人じゃありませんわ。たまたま軍にいたからそのようにしただけ。わたしはただのイカサマ師。わたしが勝ったのは皆さんが「軍人」としてしか動けなかったせいで、わたしに軍人としての適性があったわけじゃありません」

「イカサマ師・・・」

「わたしにはこだわるものが何もなかった。だから軍人さんたちより自由に考えることができた。勝利も、敗北も、時に人間であることすらわたしには必要なかったせいで、楽ができましたわ。陛下も含めて、陛下の臣下の皆様は本当に一流の軍人たちばかりですわ。わたしに負けたことなど、なんの恥にもならない」

「それが、彼らにとって一番残酷なことではないのか?」

「彼らに・・・、ああ、あなたも軍人ではないのですね」

「もちろん、神にはなれない。それよりも・・・」

「え? ああ、ご心配なく。今は事情が変わりましたので、人間であることにこだわりまくりですわ。あなたが懸念なさるようなことはいたしませんもの」

「それはありがたいが・・・、事情が変わったとは?」

笑ってサロンを出ようとしたところで、ヤンは振り向いて人の悪い笑みを浮かべた。

「男、ですわ」

(懸念通り自殺でもされたほうがまだマシだったかもしれん・・・)

オーベルシュタインの苦悩を知るものは、あいにく誰もいやしなかった。

 

「ね、ねえアル、アル、アルってば! なんでいきなり指輪とか買いに行くことになってるの!?」

「えー、やっぱりエンゲージリングは欲しいだろう」

「アルがね! せめて予算のゼロもう一つ少なくしてくれない? もぅ、普段倹約家なのに、急に散財するんだから・・・」

「は? 何云ってるんだ? 金は使うために貯めるんだろうが」

「いや、それはすこぶる同感なんだけどね、アル。破談になったらどうするつもり!? 云っておくけどウチの父様はアルが考えているより遥かに手ごわいのよ!」

「別にエマ以外の人間に散財する気まったくないからいいと思うんだが・・・、しかし、こんなに二人とも結婚する気満々なのに、破談になる心配しなくちゃいけないのか?」

「ウチの父様はその満々な気を一瞬でキャンセルできるほどインチキなのよ」

頭痛を抑えながら低く宣言する。

「つまりエマは俺の愛を疑っていると・・・」

「そういうのとも少し違うのよ。アルの愛より父様の破壊力を信じてるだけで・・・」

「はかいりょく・・・」

くすくすくすくす

微笑ましそうな微笑が漂ってきたところで、ファーとエマはここが天下の往来であることをハッと思い出した。そういえば15分ほどオーバーアクション付きで喋ってなかっただろうか?

「いいわね、ゆーじくん。私たちにもあんなころが・・・」

「なかったと思うんだが? 奥さん・・・」

「えー、あったわよぉ、多分」

声の方をみると、中年・・・と言い切ってしまうには若々しい二人が、むつまじく寄り添っていた。二人ともほっそりしていて、旦那さんの方はワイルドだけど理系っぽく、奥方のほうは化粧がケバ・・・いや玄人っぽい、優しそうな美人だった。

「あ、ごめんなさい、邪魔しちゃったぁ? 私たちに気にせず続けて続けて」

気さくに云う奥方だったが、旦那のほうがエマイユを見て不思議な顔をした。

「ゆーじくん? どうかした・・・?」

心配げに見上げる奥方を無視し、目を眇めたが程なくニッ打ち解けた笑顔を見せた。

「ああ、お前、エマイユじゃないか」

「え? エマちゃん・・・?」

奥方は夫と少女をかわるがわる見比べていたが、ようやく合点がいったのか感激に輝く笑顔でエマイユに飛びついた。

「きゃーーー、エマイユ? エマイユちゃん? うっそお、おっきくなってぇ。そうよね、今フェザーンにいるんだものね。会っても全然不思議じゃないわよねっ」

「え、えっとぉ、どこかでお会いしました・・か?」

「だよなー、わかんねーよなー、会ったのすっげーちっちゃい時だもんなー」

「そーよねー、実はおばさんたちエマちゃんのお父さんとお母さんのお友達なのよー」

あっかるい夫婦である。

「両親の・・・? 人違いでしょう。まさか・・・」

「んー、人違いじゃあないと思うんだけどー、エマちゃんお誕生日1229日じゃなぁい?」

「は、はい」

「ん。エマイユ。ハンス・リーベルトとマリア・リーベルト、知ってるだろ?」

「・・・・・・」

「当然、ロベルト・シュライヒャーさんも知ってるわよね?」

「知ってます・・・」

「父親は某政府要人。で、間違いないだろ?」

「な、なんで・・・」

「お前さんを取り上げたのがこの美樹原祐司だからさ。お前は美樹原産婦人科最後の子供だし、お前の父親とも知り合いだからよく知ってる」

「お医者様・・・」

「そーなのよぉ、ヤサグレて見えるからとてもそーはみえないんだけどー、ちなみにおばさんは美樹原志保っていうのよ。柄にもなく院長夫人なのよー。いつも見えないっていわれるんだけどねー」

「志保さん、志保さん。ちょっと落ち着けよ」

「あの、美樹原先生、最後って?」

「ああ、美原荘って名前変えて、りにゅーあるおーぷんしたんだ」

「あ、そーなんですか」

「それより、エマ、今は仮皇宮で侍女やってるんだろう? じゃあこっちの人がファーレンハイト提督か。今度結婚するそうじゃないか。おめでとさん。ご祝儀奮発してやるから、結婚式には呼んでくれよw 今偶然知り合ったことだしw」

「は? 何故ご存知・・・なんです?」

「ん? 違うのか? 遷都のすぐ後に顔出してったお前の親父がそう云ってたが?」

「あの・・・、私がプロポーズされたの、一昨日なんですが・・・」

「は?」

「あらぁ」

「けど、志保さん、あのボケ一月ほど前にさも決定事項のように話してたよな?」

「ええ、そう聞いたけどぉ・・・?」

「ボケ・・・お父様やっぱりよそでもボケのままなんだ・・・」

「あのーだな。エマ。俺はどこから会話に割り込めばいいかわからんのだが・・・、某政府要人って・・・?」

ぎっくーーーーーん。

「あ、アル。実は今まで黙ってたけど、私某政府要人の庶子なの」

「あくまで某政府要人なのか・・・、手強いってのはその関係?」

「そ、それもある」

「もしかして、俺も知ってる人・・・だったりするのか?」

「た、多分、知ってる・・・かな?」

てゆーか、父親と恋人が話している光景すら見たことがあるのだが、あえて言わないエマ。

てゆーか、云えない。

「ちょっとまって、エマイユ。そんなはず無いわ・・・」

志保が会話に割り込んできた。祐司も続ける。

「ああ。エマイユ。庶子だって本人の口から聞いたのか?」

「え? だって大抵隠し子って庶子なんじゃあ・・」

「いや、そんなはずない。当時の話の流れからしても、あいつが庶子にするなんて・・・。エマ。一度あいつに確認したほうがいい」

「って、私が嫡子だったら絶対に父にアルあわせなくちゃいけなくないですか!?」

「というか、上級大将だろう? 旦那。軍部も調べたりするんじゃないか? ロベルトがいれば記録の改竄なんて朝飯前だろうけど・・・、なにかお前の父親の罠を感じる・・・」

「うーん、あの子のことだから何か仕掛けそうね・・・」

「嬢のこともあるしな・・・」

「嬢って・・・」

「ああ、お前のお母さんのこと。小さい頃から知ってるから、つい今でもそう呼んじまって・・・」

「あの。母、生きてるんでしょうか?」

ピシイ

一瞬美樹原夫妻は確かに凍りついた。

「きいて、ないのね・・・・」

「どうしよう。志保さん」

「どうしようったってよそんちの事情よ? あのろ・・・彼にも理由があって黙ってるんだと思うし」

「けど、エマは100パーとばっちりだろう?」

「それぐらいロベルトさんたちだって承知してるわよ」

「けどじーちゃんたちってなんだかんだ云って当主の命令第一なんだぜ?」

「「うーーん」」

結論。

「「がんばれ」」

「あの・・・、母って一体」

「そうねぇ、彼女のことはあなたの父親に語らせるのが一番なんだけど・・・」

「鬼女?」

次の瞬間、美樹原祐司は女房に撲殺された。ちなみに、三秒後復活。

 

『で、アル。再来週の陛下の夜会、お父様と行くハメになったわ』

その日の晩のヴィジホンである。

「招待されてるのか。某政府要人は」

『あらかじめ云っておくけど、「罠」だから』

「けど、逃げたら俺はエマと結婚できない。そうだろう?」

『考えてみればちー様が逃げ切れるような罠張るわけがなかったぁ・・・』

エマイユ涙声である。

 

「と、いうわけなんだが、どうしよう、ミュラー?」

次の日、サロンにてさっそく他人にバラすファーレンハイト。

「はぁ、フロイライン・リーベルトが某政府要人の隠し子でらしたんですか・・・」

「政府要人、政府要人・・・色々いるけどなぁ」←ビッテン

「夜会の招待客のリストみるか? ファーレンハイト」←ルッツ

貧乏性なのか、とにかく他人を巻き込むその潔さだけは人一倍。

相談できるお友達がいるってことも、人に相談する勇気があるってことも、とっても大切なことよね。ファーレンハイト。

「まぁとにかく・・・」

「再来週にはドレスアップしたエマイユが見れるのね〜w」

めずらしくファーレンハイトとヤンの意見がピンポイントで一致した。

 

そして早くもその再来週。皇帝主催の夜会の日である。

ばっちりしっかりめかし込まされたエマイユは、会場となっているホールの入り口を暗澹たる気持ちで眺めた。

(ああ、嫌だ嫌だ)

「何やってんだ?お前」

おっきな柱にすがり付いていたエマに父親がすげなく言う。

(ああ、ちー様って礼服似合うよなぁ・・・)

「もぅ、いい」

この時の彼女は確実に人生を投げていただろう。

蒼褪めている宮内省の役人の人に父親が機嫌良く頷いている。

何を言ったかは大体想像がつく・・・。

その役人の人は偉く気力を振り絞った感じで、己の役職を果たした。

『帝国元帥オスカー・フォン・ロイエンタール閣下とそのご令嬢エマイユ様!』

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

うっわぁ、今なんか物凄い音したぁ・・・。

続く


一体皆さん私が何のためにヤン提督をせくしーだいなまいつ(嘘)なオネエサマにしたと思っていたのですか?

とまあ冗談はさておき、今回ご登場の美樹原ご夫妻。
年はロイより10ぐらい上です。祐司先生のモデルはスターオーシャン2のボーマン・ジーン先生です。いや、マジで。奥さんの志保さんはケバくて綺麗で優しいお姉さんです。元水商売。
二人とも、ロクデモナイ友達持ったと今後悔中かもしれません。

ヤン・ウェンリーはいかさま師です。(公式設定)

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