エマイユシリーズ〜人物紹介

 

以下、ネタバレ以上のネタが多分に仕込まれておりますので、出来れば本編と番外編読了後のおまけ程度に楽しんでください。

 

・ロイエンタール家の愉快な仲間達

 

シンくん - 男 - ロイエンタールより2、3歳下

一人目がこいつな時点でこの人物紹介色々察していただきたい、ロイエンタール家使用人のまとめ役。ロベルトじいちゃんの直弟子。年少組のお兄ちゃん。色々できる。

若干糸目で、立ち姿が綺麗。黒が似合う細身。目髪は好きな色でどうぞ。←ひどい

アジアンな名前をイメージ。平凡顔だが態度服装など見栄えがする。

わりと粗悪な孤児院の出身で、勝手に抜け出したり戻ったりしていた。

12、3歳くらいの時にぶらぶらと不良やってたところを、退屈病に悩まされていたロイエンタールに、トラブルメイカーとしての資質(ヲイ)を見込まれて捕獲される。

ちなみに、捕獲されたのは↓のユアちゃんと同じ日。ユアちゃんが捕獲された後に一人じゃバランスが悪いからとついでにとっつかまった。

はじめは壷を割ったり、金目のものを盗もうとしたりと、順調に騒動を巻き起こしていたが、ロイとヤンの教育に大いに反省したロベじいとマリアの教育実験の肥やしにされたため、自律式完璧使用人になる。

来客時以外はチャラいのは、弟妹(使用人年下組)のため。かなり真面目に日々大恩あるロイエンタールのために、何かアクシデントを起こせないかと頭を悩ませている。段々屋敷がアミューズメント化している。弟妹たちの身体能力向上のために、お庭番ゲームをつくり、楽しくロイエンタール家を要塞化していったりしている。

ロイエンタール家の金で専門的な学校に通ったのは、技術の習得よりも、前例を作って弟妹がその道を選びやすいようにするため。

ひいてはすべて、ロイエンタールのため。

だけど、エマイユの母親は教えてもらってない。ロベルトがダメっていったから、知らないほうがいいんだと思っている。

ちなみに、拾ってきた子供達の名前は全部ロイがつけているもの。戸籍と一致するわけではない。

 

ユアちゃん - 女 - シンと多分同い年

ロイエンタール家使用人、メイド筆頭。マリアの手下兼長女ポジション。

スラムのストリートチルドレン出身。スラムの子供組で日々強かに生きていた。

が、ロイエンタールをカモにしようとして、一人逃げ損ねる。カモを見る眼がないとロイにダメだしされて、拾われてからがっつり鑑定眼その他をレベル上げした反骨の人。

ロイエンタールはエマの子守り要員としてスカウトした。

スラムにいた時は薄汚れていたが、洗いて磨いて目つき悪いの直したらめっちゃ美少女にチェンジした人。

甘い垂れ目と優しい声で、夢の世界の妖精さんのような完璧な美貌。昔取った杵柄でハニートラップにいつでも転用できるよう、自分の外見の手入れを欠かさない。見た目だけ妖精。

シンとは相談しながら切磋琢磨してきたので、仲間的な意味で仲がいい。

特に恋愛願望がないので、弟妹を喜ばせるために、シンと結婚する可能性がないでもない。

初対面の印象から、ロイエンタールはヤバイやつだという根底意識があるので、どちらかというとエマイユ命。多分ロイエンタールが死ねと云ったらその場で首掻っ捌くくらいの忠誠心がある。シンよりはマシ。

 

カレン - 女 - 多分上二人と同い年。上二人の正確な出生が不明なため。

ユアの相棒。きっぱりはっきり目鼻くっきり系の美女。圧が強い、向上心が有り余ってる女性。他人に強要しないのが救い。

勝気で、シンとユアの二ヵ月後くらいに拾われてくる。シンやユアと違い、途中まで両親に育てられたので、二人と別方向の強さがある。

初恋の相手がロイエンタールなのは黒歴史。

ユアと二人で、阿吽の呼吸でいい警官悪い警官が出来るので、相手がサドだろうがマゾだろうが落とせる。新しい弟妹が来たときに便利。ロイエンタールが性格に難のあるやつしか拾ってこないため。

シンとユアが有能すぎるために、ロイエンタール家にとどまっても頭打ちな気がしたので、美容系の技術を習得して、同じ職種の男性と結婚し、ロイエンタール家を出ている。

あえて結婚したのは、シンやユアと相談し、弟妹にそういう道もあると教える一般人潜伏型スパ・・げふんごふん。

現在はどうしても世間が狭くなりがちなエマイユのために、一般の家庭という情報と、流行、最新の話題など、エマイユがどんな未来を選んでも苦労しないように情報収集に余念がない。そろそろ子供でも作って、実際の一般の子育てを経験しつつ、将来エマイユが妊娠したら、同じ時期に子供を作ろうかな。などと考えている。

旦那さんは、ただ元メイドさんと結婚したと思っている一般人。夫婦仲は普通に良い。

カレンがちょくちょくロイエンタール邸に帰るのは、親友のユアと会うためだと思っており、仲がいいなあと、ほのぼのしている。

 

セリア - 女 - 上の人々よりも5歳くらい下?

眼鏡が似合う楚々とした美人だが、来客時以外は眠そうな目で。口調は「〜っスね」

主に、ロイエンタール父シュテファンの骨董品の整理や手入れなどをしており、その知識は結構なもの。新しい弟妹がくると、結構高価だが、希少価値はないレベルのアンティークを用意する。今後の値上がり分を考えながら、たまには自分も壊した方がネタ的にいいだろうか? と真剣に考えている。

 

リュウ - 男 - 25歳くらい?遅めの大学生をやっている

兄姉のスペックの高さに恐れおののく、オドオド系男子。

自分のとりえは真面目なことぐらい。と、ガリ勉をやっている。

今はロイエンタール邸を出て、大学付属の寮生活。

百万が一、もしくは億万が一エマイユお嬢様になにか迷惑がかかったらこまるので、シンと相談して、拷問耐性だけはしっかかりと習得した。どうやってだよ。

兄姉が凄すぎるので、自分たいしたことないと思ってるけどそうでもない、のパターン。

多分、薬学か医療か機械系かで、やろうと思えばヤバイことができる学問を習得中。

事があったときに不利なので犯罪は犯さないが、いざというときにツテだけでもあると便利と、相手の弱みは見逃さない。同級生からするとピンチを助けてくれたりもする卑屈だけど、優しい男。相手の弱みは忘れない、敵に回してはいけない男。身内には最弱。

なんだかんだ、被害者ポジが回ってくる。

マリアママのチンジャオロースが大好き。

 

その他、男女入りまじって何人もいる。

エマイユの学校入学前の知り合いは全員家人。業者などは合わせない。

来客が来る時は、なぜか毎回お昼寝か早寝をしている。

 

マリア・リーベルト - 女 - ロイたちより12歳くらい上。

ロイエンタール家最強の女史。注:最強は何人もいる。

外見はデル戦のラティーナさんみたいなイメージ。笑顔を絶やさない。

元気と若さと勢いと、戦後すぐの海外旅行レベルの気合で、ロイエンタール家のフェザーン邸のメイドに志願した、元普通の女の子。

子供は不妊とかそんな重ったるい理由ではなく、ロイとヤンとエマの子育てしてる間に作り損ねた。ロイヤン含めて子供達みんな懐いてくれてるし、まぁ、別にいいか、と思っている。

普段は忙しさに忙しさを重ねて思い出さないようにしているが、うっかり同盟にいるヤンのことを思うと、ポロポロ泣いてしまう。旦那の前限定。

とりあえず、奥様命☆ 大事に育ててはいたが、今(同盟軍にいる)の境遇を思うとヤンが心配でたまらないので、優先順位はヤンが一番。ヤンに託されたエマイユは命に代えても守ろうと思っている。自分がボケてヤンのことを口走る恐れがあれば殺してくれと、自分より年上の夫に頼んでいる。夫は多分順番的に自分が先に寿命だろうとは思うが、穏やかに分かったよと答えてあげている。

仕事中はそうでもないが、ロイエンタールが不良少年だったころの記憶が強いので、軍の高官になっても扱いが若干雑。子供の時のように「ねーちゃん」と呼ばれると、返事がうっかり「あぁん?」になる。たまにロイエンタールが怒らせると「ふざけんな、このガキィィィィ!」と包丁もって追いかけてくる。ロイが怒らせるのはわざと。マリアが追っかけるのもわざと。ガス抜き。

エマイユの教育に悪いので、エマイユがいればほとんどボロは出さない。

料理は上手だし掃除も早いが、服飾関係に強く、スイッチが入ると人が変わる。ロイ談「ねーちゃんはからかうが、レジーナ様には逆らわない」 スイッチが入った状態は、なぜかレジーナ様と呼ばれている。当然高笑いもセット。

昔、スピード狂でハンドルもつと性格変わるという設定があった。車は赤い跳ね馬のコピーモデル。

 

ハンス・リーベルト - 男 - マリアより5歳くらい上。

労働者で技術者の実用的な肉体を持った、質実剛健な寡黙な男。

実直。ほぼ庭にいる。フェザーンのロイエンタール邸の庭がでかすぎるので、専属の庭師。というか、森。いや、林? オーディンの屋敷は水路が作られた瀟洒な感じ。

りほの適当な設定により、調香師もできる設定。ヤンがいなくなってからは作ってない。

日々ヤンを心配し、胸を痛めている。エマイユの笑顔が生活の励み。

ロイエンタール大好きすぎて、たまに過激な方向に行くシン以下子供達を、なだめて、ほどほどのお祭り騒ぎに落とし込む職人。

芝刈り大会とか、剪定大会とか、たまに催して子供達に知識と技術を提供している。

外で体動かすと、ストレス減るよね〜 みたいな。

 

ロベルト・シュライヒャー - 男 - ロイ父より10近く年上

ぼくのかんがえたさいきょうのしつじ。

とりあえず何でも出来る。をコンセプトに作られたクソジジイ。

頭よすぎて性格に難があった若い頃、ロイ父を、なんか気に入らないから。という理由で苛めていたジャイアニズムの人。ロイ父の性格が歪んだ元凶。ある意味諸悪の根源。

現在の状況鑑みても、過去に戻ったら同じ事をするだろう。だって、あいつ気に食わないし。という人格破綻者。ロベ父もロイエンタール家の執事だったので、ロイ父とは生まれたときからの知り合い。ロイは孫みたいな存在。だが、反省はしてない。しろ。

無駄に頭がいいので、仕事は昔から片手間でも完璧にできる。

元・スパイ。秘密工作員。暗殺とかもできる。てか、スパイ映画みたいこともなんでもできる。

にっこり穏やかな顔で婚外子がいる。

頭がよすぎてくすぶっていた若い頃、ゴールデンバウム王朝滅亡を目論む幼き日のフリードリヒ四世に引っかかり、手腕を最大限をこえて使いこなしてくれたことに心から感謝している。今でもロベじいの「マイン・カイザー」はフリードリヒ四世。

ロイエンタールのマイン・カイザーはロベじいの真似。

ロイ父は気に食わないが、ヤンとロイは孫みたい。ロイはロベじいが有能すぎることも、孫(もどき)に甘い。みたいな感覚なのも知ってるので、遠慮なくこきつかう。あと、クソジジイだし。

とりあえず今はエマイユが無事に暮らすために全力を尽くしている。

あと、ロイエンタールとかかわった女を一通り調べてて、エマに兄弟がいないことは確認してる。いたらえげつない手段使っても奪ってロイエンタール家で育てるつもりだった。

ロベじいのいた秘密組織は、一応「七つの大罪」って名前だけ知られてて、ロベじいの持ってる情報はオベが喉から手が出るほど欲しがってる。

 

 

ロベじい関係の人々。

 

ソーニヤ・フォン・クレーフェ 女 フリードリヒ四世より3歳くらい下

愛称はソーニャ。

クレーフェ伯爵家のお姫様。性格もほんわかしている。

フリードリヒ四世の乳兄弟(死んだ兄が同い年)、フリードリヒが国家転覆のために色々やってたのは知ってるが、かかわると危ないので詳しく教えてもらってない。妹のように大事にしてもらってる。フリードリヒのところに遊びに行ったときに出会ったロベじいに一目ぼれして、それ以来超ファン。好きってゆーか、大好き。憧れの存在。

ゴールデンバウムを滅ぼすために、色々頑張ってお仕事してらっしゃるから、お邪魔をしてはいけないわ。と慎ましく慕っていた。実はロベじいと結構年が離れていて、子供が出来たときにはグリンメルスハウゼンとフリードリヒに「ロリ?」と胡乱な目を向けられていた。ロベじいの大事なお姫様。

未婚の母となったので、社交界で散々ぶったたかれたのだが、ほんわかしてるのに、メンタル超つよい。お子様だと思われてると諦めてたのに。結ばれた上に息子まで授かって超ハッピーでニコニコだった。ついたあだ名が「紅のソーニャ姫」赤っぽい身体特徴も、ドレスもなかったのだが、なぜか噂ではそうなってた。謎。

DNA鑑定でフリードリヒの子供ではないとは確かめられているが、未だにちょっと怪しいと一部からは思われている。事実無根である。ちょっとヤバイ立場にもなったが、いつも無事で、手を出そうとしたほうが没落するので、見えざる神の手に守られている。といわれている。その場合その神の名はロベルトというのだが・・・。

ずっとニコニコと、ちょっとでもロベルトの助けになればいいと、社交を頑張ったら、社交界の最後の良心みたいな感じになって、人脈が凄くなった最終的勝ち組。

ヒルダやアンネローゼからも信頼が厚い。

クレーフェ伯爵家はルドルフ時代から続く名家。

ルドルフ大帝の覚えもめでたく、本来ならドイツ風の名前になるところを、名前だけ元々のロシア風を名乗る許しを得ている。

とかいいながら、ルドルフ大帝の時代、カイゼル・ファーデンとカイゼル・セントナーの単位を阻止した財務尚書の家なので、それを聞くと色々と怪しい。

一応帝国では名家ということになっている。

ちなみに、エマイユが侍女をしていた伯爵家もここ。紹介状はロベがかいた。

お互いの呼び名はジジババになっても「ロベルト様」「ソーニャ様」。

ロイはソーニャには絶対逆らわない。が、エマイユは父と伯爵夫人が知り合いとは知らなかったようだ。

 

アレクセイ・フォン・クレーフェ 男 ロイより10歳くらい上。

愛称はリョーシャ。

クレーフェ伯爵家の一人息子。

未だに社交界では幻の皇子扱いされている。違う。

オーディンにいると色々キナ臭いので、家を出奔し、力技でフェザーンに帰化して弁護士をやっている。たまに実家にも顔を出すので、エマイユも顔は知っている。ロイエンタール家の顧問弁護士をやっていることはしらないようだ。

色々と危ない目にもあったが、父と母を尊敬している。母はいいけど父はやめとけ。

たまにしか会えないが、確実に自分を守ってくれた父に感謝している。顧問弁護士は恩返し。そして、父が母との公の関係を諦めてまで尽力していた「七つの大罪」にもあれこれと手を尽くしている。フリードリヒの死後組織の片づけを任されたのはアレクセイ。

ロイとヤンはフェザーン在住時に「リョーシャ兄上」と呼んで慕っている。

 

フリードリヒ・フォン・ゴールデンバウム 男 年齢は原作通り

フリードリヒ四世。幼いころより聡明で、自分に暖かい家族がいないのはゴールデンバウムのせいだ。と、ルドルフを呪っている。フリードリヒ四世の作った秘密組織が「七つの大罪(DEVIL-7)」 巷にこっそりとあった国家転覆を目論む秘密組織が「天地創造(7-LIVED)」どっちもつまり、フリードリヒの組織。てか、同じ。

反政府組織が摘発されなかったのも、小規模すぎて見つからなかったから。七つの大罪も7人もいないので、名前からしてひっかけ。当事者を本人も気づかないように誘導するのが主な活動内容。劣悪遺伝子排除法で肩身の狭い思いをしてる幼少時のオーベルシュタイン相手にあしながおじさん的なこともしている。暖かく励ます手紙っぽいのに読み終わると自分の将来や国家への不信感などがあおられている。オーベルシュタインは成功例。ラインハルトは弟よりも聡明そうなアンネローゼに直接交渉した。実家では望むべくもなかった教育を受けさせてもらったので、アンネローゼは感謝している。アン姉は自分から七つの大罪に入った。オーベルシュタインみたいな子供とかにお手紙活動とかしてる。

ラインハルト、超・べ・ん・りvとか思ってる。

エマイユが幼いころはお忍びでロイエンタール邸に訪れてエマを甘やかしたり、ヴィジフォンかけたりしていた。エマはそんなおじいちゃんいたな。みたいな存在。てか実は、当時おじいちゃんって年代じゃない。変装しておじいちゃんと呼ばれていた。

ロベルトとは深い信頼関係で結ばれている悪党。

自分が即位したとき、自分の目でゴールデンバウムの滅亡が見れないと絶望した。

「息子だろうが孫だろうが乳児だろうが、須らく死ね! 一滴でも血が入っていることすら恥とするような、惨めで惨たらしい滅亡を! この世にゴールデンバウムは悪名以外の何者も残すな!」が活動方針。最後は暗愚アピールの薬中で死?


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